遺品整理会社の現状とその展望
新聞の折り込み広告等で、遺品整理専門会社というものを見かけたことはありませんか。この会社が全国で点在するようになったのは2000年頃からです。核家族化の影響を受けて、全国で一人暮らしの高齢者が多くなりました。その際お亡くなりになった方々の遺品が家に残されてしまい、離れて暮らすお子さんでは片付けられないという問題も発生したわけです。ご遺族に代わって遺品整理をする専門会社の需要が高まり、現在に至りました。その現状は年々利用者数が高まっており、今後も高い需要が見込めることでしょう。遺品整理は2020年12月時点で古物商という部類に入っており、公安委員会の認可を得た会社でしか実施ができません。今後はさらに幅広い業界が遺品整理サービスを実施して、競争率が各段に高まる見通しです。古物商から陸運輸送業の認可を新たに制定し、遺品整理会社が林立するのを防いで消費者にとって安心・安全なサービスを受けられるようにすることが望まれます。